内開きのドア

最近では内開きのドアというものは少なくなってきた。
防犯対策を考える上で鍵や錠前には注意を払う人は多いがドアのことを気にする人というのは少ない。
ドアそのものももちろん防犯上とても重要な役割をもっている。内側に向かって開くタイプのドアは日本では少なくなってきたが、海外では一般的なものである。
狭い日本の住宅ではスペースを確保するために外開きのほうが都合がいいのである。
特に90年代以後の集合住宅のほとんどが外開きのドアになっている。
しかし、最近ごくわずかながら都心部の高級マンションなどでは玄関スペースを広めに設けて内開きのドアになっているものもあります。

防犯的には外開きのドアよりは内開きのドアのほうが優れている。
外国人専用の高級アパートでも内開きのドアの物件が多い。

外開きだとインターフォンがなってドアを開けた時にドアの影に不審者が隠れている可能性があったりする。

家庭の防犯性を高める上で錠前や補助錠などに注目するのはもちろんだが、扉の開き方にも気を使ってみてもいいかもしれない。
防犯的に一定の基準をクリアしたものをCP認定というが、ドアにもCP認定された製品がある。こうした製品はドアのところにCP認定のステッカーを貼ることができるのでその点でも空き巣への抑止効果が期待できる。